手術の流れ
眼内コンタクトレンズ(ICL)の手術の流れと手順
手術まで最短1ヶ月半(基本は2~4ヶ月)
※目の状態やレンズの種類により違いがあります。
個別説明・適応検査
眼内コンタクトレンズ(ICL)に関するご説明と「手術を受けられるかどうか」、「最適な治療はなにか」を調べるための検査を行います。
カウンセリング・説明
カウンセラーが、一人ひとりの適応検査のデータをもとに、手術に対する疑問点、不安な点などに対して親身になってお答えします。医師による診察時にも、さらにご不明な点などがございましたら、何なりとお尋ねください。当院ではすべての方にきちんと納得して手術を受けていただけるように説明しています。
コンタクト装用中止期間
術前検査のために角膜形状への影響を考慮し、コンタクトレンズは種類に応じて、一定期間中止していただきます。
- ハードコンタクトレンズは術前検査の3週間前から
- 乱視入りソフトコンタクトレンズは術前検査の2週間前から
- ソフトコンタクトレンズは術前検査の1週間前から
術前検査(1)
視力検査や目の形状を調べる検査を行います。
また、サイプレジンという調節力を麻痺させる目薬を使って、レンズの度数を決めるための屈折検査を行い、正確な近視、乱視の度数を測定します。2~3日瞳孔が開き、まぶしさを感じるため、運転はお控えください。
術前検査(2)・手術前説明
近視・乱視の度数に変化がないかを最終確認します。
術前検査(2)が終わったらレンズを発注します。
乱視なしのレンズが届くまでに最短3週間程度、乱視ありのレンズの場合は8~10週間程度かかることがあります。
手術を希望される方は、まずは早めに適応検査を受けられることをお勧めします。
コンタクトレンズは、術前検査(2)が終わりましたら、また使っていただくことができます。 手術の3日前からは再度中止してください。
手術前の点眼薬をお渡しし、最終的なご説明をいたします。
手術
- 術着にお着替えいただいたあと、点眼液で麻酔をします。
- 手術の所要時間は20分程度。入院の必要はありません。
- 術後は、手術室の前のリカバリールームで2時間程度お休みいただきます。
- 問題がなければ、保護用サングラスをかけてお近くのホテルいお泊りいただくかタクシーで帰宅していただきます。
<手術の手順>
所要時間は、片眼で10分程度です。入院の必要はありません。
目薬での麻酔後、角膜を約3mm切開します。
切開した場所からICLレンズを眼の中に挿入します
虹彩と水晶体の間にレンズを固定。
切開した角膜は自然に治癒します。
縫合は必要ありません
術後検診
翌日、3日後、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後に検診があります(場合によっては散瞳検査があります)。
1年検診後には、術前術後の検査結果をまとめたパスポートを郵送します。